前回までのあらすじ:お天道様がいなくなったので魔王が世界を征服しました。
|【報告書】
|
| 生き物を叩き起こして文明を創りました。
| 逆に地下に住めなくなっちゃったようだけどまあいいよね!
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◆◆◆
「にしても、生き物安易に増えすぎでしょ。キモい速度で増えるよな~」
「にしても、生き物安易に増えすぎでしょ。キモい速度で増えるよな~」

◆◆◆
「そんで、増加を抑えるパッチ使うタイミングがムズいんだよね」
「そんで、増加を抑えるパッチ使うタイミングがムズいんだよね」

◆◆◆
「お天道様だったら目を開けるだけで勝手に滅ぶんだけど……」
「お天道様だったら目を開けるだけで勝手に滅ぶんだけど……」

◆◆◆
「魔王ってあんまり効力ないんだよね~この世界じゃ格下の存在だしさあ~」
「魔王ってあんまり効力ないんだよね~この世界じゃ格下の存在だしさあ~」

◆◆◆
「おっ、独自の宗教もできてるね。いいぞいいぞ~!がんばれ♡がんばれ♡」
「おっ、独自の宗教もできてるね。いいぞいいぞ~!がんばれ♡がんばれ♡」

◆◆◆
「あいつも喜ぶよ。喜んで滅ぼしてくるだろうよ」
「あいつも喜ぶよ。喜んで滅ぼしてくるだろうよ」

◆◆◆
「あとはそうだな……塔でも作らせてみるか。空飛ばすにはもうちょいレベル上げが必要みたいだし」
「あとはそうだな……塔でも作らせてみるか。空飛ばすにはもうちょいレベル上げが必要みたいだし」

◆◆◆
「えーっと、あいつの方はどうして……うわ何?」
「えーっと、あいつの方はどうして……うわ何?」

◆◆◆
「土産にするって言ってたけどイチから花作ってんの?神様なのに?」
「土産にするって言ってたけどイチから花作ってんの?神様なのに?」

◆◆◆
「あっちじゃ人間レベルになるとはいえ、花くらいポンと作り出せないのかね」
「あっちじゃ人間レベルになるとはいえ、花くらいポンと作り出せないのかね」

◆◆◆
「というか、そこまで執着するもんなの?」
「というか、そこまで執着するもんなの?」

◆◆◆
「この俺だっているのに……そこまで退屈だったのかな、この世界」
「この俺だっているのに……そこまで退屈だったのかな、この世界」


◆◆◆◆
「…………」
「…………」

◆◆◆
「…………」
「…………」

◆◆◆◆
「…………」
「…………」

◆◆◆
「…………」
「…………」

◆◆◆
「……ハァ……………………」
「……ハァ……………………」





みずたまり
「ゆゆゆ!」
「ゆゆゆ!」

招待客のTさん
「む」
「む」

みずたまり
「ゆゆゆ……」
「ゆゆゆ……」

招待客のTさん
「むむむっ」
「むむむっ」

みずたまり
「ゃう!」
「ゃう!」
*ぽむん*
みずたまりは あおいばらを そのみにうつした!▼

招待客のTさん
「水鏡も花を抱いたか」
「水鏡も花を抱いたか」

みずたまり
「ゆん。ゆ~ゆっ。ゆゆゆ!」
「ゆん。ゆ~ゆっ。ゆゆゆ!」

招待客のTさん
「名前も貰った?なるほど」
「名前も貰った?なるほど」

招待客のTさん
「その気はまったくなかったが、水鏡があちらの世界で初の生き物となるやもしれんな」
「その気はまったくなかったが、水鏡があちらの世界で初の生き物となるやもしれんな」

招待客のTさん
「ここに来てからの成長には目を見張るものがある」
「ここに来てからの成長には目を見張るものがある」

みずたまり
「ゆゆーっ!?」
「ゆゆーっ!?」

招待客のTさん
「勿論。これは例えだ。目を開けるつもりはない」
「勿論。これは例えだ。目を開けるつもりはない」

みずたまり
「ゆー……」
「ゆー……」

招待客のTさん
「さて」
「さて」

招待客のTさん
「あちらにはもう来ているだろうか」
「あちらにはもう来ているだろうか」

招待客のTさん
「客人が愛人を食ってしまうのはよくあることらしいが」
「客人が愛人を食ってしまうのはよくあることらしいが」

招待客のTさん
「リリトはどこまでやり遂げるであろうか」
「リリトはどこまでやり遂げるであろうか」

みずたまり
「きゅー……?」
「きゅー……?」
テンのレポート②
・花。花。
・少しだけ高い場所。
・バッタ。スイカ。西瓜?
・毒花。
・みずたまりの中に青い薔薇。
・リリト。
・成長。
・子供。
・残り5。
【喰らいついた。】