磊々





【人はそれを神と言う】




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【丁も半も似たようなこと】


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「キュムちゃん大丈夫~?」


キュム
「ぷくぷゃー」


キュムは、ぷるぷるしている……▼

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「うーん……まあ、痛みもなにもないだろうから平気だろうけど」

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「本当は、何か言うべきだし、そうあってほしいところなんだよね」


キュム
「ぴゅ?」


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「うんうん。同情はいけない。それでもしちゃうところが俺の悪いところだ」

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「危うくケーキの上のいちごを落としちゃうところだった……」


キュム
「ゅー」


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「よしよし。そのまま立派な神様になってね。神様になったことないから、どっからが神様なのかわからないけどさ」


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「君は立派な神様になれるよ」


■■■■■■は、しゅくふくした!▼

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なれ


■■■■■■は、しゅくふくした!▼

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神様になれ


■■■■■■は、しゅくふくした!▼

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ならなきゃ死んじゃうぞ


■■■■■■は、しゅくふくした!▼

キュム
「……?」


キュムは、りかいできない!▼

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「あはは」


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キュム
「……ぅ!」


子供は起き上がった。

キュム
「ゆゆゅ……」


まだ眠たそうに袖でまぶたをこすり、毛布をくにゃくにゃと揉んでいる。
なんだかひどく疲れる夢を見た……

キュム
「ゆ……?」


そういえば、この毛布はいつ持ってきたものだろう?
眠たくなった時、たまに出現しているのだ。誰かが置いていってくれているのだろうか。

キュム
「ゆーんむ」


首をかしげる。心当たりはなく、深く考える知性もない。
……柔らかくていい匂いがする。

キュム
「ゅうゅ……」


心地よい環境と眠気に負け、子供は二度寝をし始めた。










【黒滲】
「……」



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お前たちがその気なら、こちらもそうしてやろう。