プロローグ


*きらきら*




キュムは、なかよしのふたりによばれた▼





なかよしのふたりは、なにかはなしている……▼



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「拾った。よって、相性の良い雷に仕立て上げた」


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「まじかー。そういうところだぜ■■■」


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「ゆくゆくは、この天空を任せようとも思う」


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「荷が重すぎるんじゃあねえのか?俺は反対」


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「■■■■■■。お主が否定するならば、我輩は肯定する。世の道理である」


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「そいつはそうだ。でも本人はどーなのよ」


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「何も考えておらぬ」


キュム
「ゅ?」


キュム
「……ゆゆ」


*ぴょん*

キュム
「ぴぅ!」


キュムは、とびはねた!▼

しかしなにもおこらなかった……▼

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「分かってるって顔はしてるようだけどもさあ」


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「何を成すか、何を目的とするかは我輩が決定すべきことである。故に――」


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「子よ。選択せよ。お主は、何を求めるか」


キュム
「?」


キュム
「ぁーお」


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「そんな抽象的な事言われてもねえ。困っちゃうよねー」


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「想定内。事前に本能を解析し、行き先を決定済みである」


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「ああ、いくつか招待状が来てたね。代理で行かせようってわけ。で、何処に?」


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「ソラニワ」


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「空に浮かぶ神の庭。その一つ、ストロールグリーン」


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「子よ。お主の求める、花香る場所である。やがて治める者としての修練にもなりうる」


キュム
「ぅ?」


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「地に選ばれ、天に生を受ける。花とお主は、よく似ている」


キュム
「みゅ……ゆゅん」


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「その身で歩め。然らば、理解できよう」


キュム
「……」


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「……キュムロー=ニンサバス!」


キュムは、はじめてつけられたなまえを、めいめいしゃによばれた▼

キュム
「!」


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「我が子よ。この名を持て。さりとて、拘るな」


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「頂きに至るには、民に定義されなければならない」



*ごろごろ*

キュム
「……!ゅ!?」」


*ばちばち*

キュムのまわりのくうきがうずまく!▼

キュム
「ぅ……ゅうう!ゅ!」


*ぴかっ*

キュムのめがひかった!▼

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「良し」


せかいがくろでつつまれる!▼

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「では征け、幼き積乱雲。真なる雲に至るために、天地を知れ」


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*ぽてっ*

キュム
「ゅー」


柔らかな芝生が落ちた子を包む。
祝福するように、周辺の草木が風に揺れる。

キュム
「ぴ」


子は、立ち上がる。
すん、と新しい空気を吸って、いい匂いのする方へ。



いつか、故郷の雲に至るために。