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ものがたりではないなにかがおわる。




テン
「結論から言えば、我輩は、アシレトに神をやってもらおうとした」


リリト
「説明を求める」


テン
「アシレトを神の座に据え置き、世界を騙す。
 そうすることで、我輩とリリトは自由となる」


リリト
「そんな単純な話?」


  
「全然単純じゃない。
 これをするためにどれほど時間をかけたか……」


リリト
「あんたらの時間なんてないも同然だろ」


テン
「そうだな」


テン
「少しばかり補足をする。
 この計画が成功するためには以下の手順が必要だ。
 ①世界そのものである神が、世界ごと破壊されぬように、世界と神を分離する
 ②世界からアシレトを追放し、傷ついた世界を保護する
 ③アシレトを世界の狭間で封じ込める
 ④アシレトを蘇らせ、傀儡とする」


  
「神を据え置くってのは失敗しやすい。半分博打みたいなもんだ」


テン
「だからこそ、そなたに協力を頼んだ。
 そなたなら博打を必ず成功させるだろう」



「なにしろn回目ですからね」


  
「……」


リリト
「で、ソラニワを選んだのにも理由があるんだろ」


テン
「もちろん。
 さあ、水鏡。みずたまり。
 そなたの花、見せてもらおう」


みずたまり
「ゆゆゆ!」


みずたまりは押し花でぎゅうぎゅうの花図鑑を見せた!

テン
「よろしい。言葉の方はどうだ」


みずたまり
「ゆ!」


みずたまりはびっしり書かれたメモの切れ端を見せた!

テン
「蛇も協力したのか?」



「……ちょっとね」


  
「げえ」



「ゲエって何。蛇が言葉を教えちゃ悪い?」


  
「最悪だ」


テン
「そなたにとってはな。我輩にとっては有用だ」


テン
「さて……マリアルの花。使えるな?」


  
「蛇もお前も最悪だよ」


テン
「最善では燃えぬだろう」


  
「……」



「あらら。正論だったようで」


  
「とっととやるぞ」


テン
「ああ」




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ソラニワは


多くの命が咲き乱れる


芽吹かれて枯れて


死と生が溢れかえる













  
リザレクション。







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アシレト
「…………」



  
「抜け殻がお目覚めだ」


  
「中身はどうするんだ?みずたまりにやらせるのか」


テン
「いいや。目を貰った恩がある」


リリト
「……まさか」


テン
「案ずるな、リリト。我輩が神でなくなるだけだ」


リリト
「……君がお天道様じゃなくなったら、何になるの?」


テン
「同じではつまらぬか」


リリト
「そんなことないよ」


  
「いちゃつくな。決まりだな」


みずたまり
「ゆゆゆ……」


テン
「そなたは好きに行くがいい。
 あてがないなら、その蛇とともにゆけ」


みずたまり
「ゆ!」



「はあ!?こいつじゃなくてアシレトと一緒に行くんだけど!」


テン
「ではアシレトとも一緒にだ」


みずたまり
「ゆゆゆ」



「……信じらんない。どうかしてるよ」


テン
「■■。
 みずたまりと蛇とアシレトを置いていってくれ」


  
「途中で落としちゃうかも」


テン
「ははは」


  
「このやろう。最後まで調子に乗りやがって」



「では私たちはこれで。
 またどこかでお会いしましょう、元カミサマがた」


  
「じゃあな」












リリト
「……よかったの?」


テン
「よかったよ」




テン
「最初からそなたがよかった」




リリト
「……趣味悪いね、元お天道様」


リリト
「今度はこっちがピカピカに輝いてあげる。
 ソラニワにいたからって、地上のことなんて何も知らないでしょう?」


テン
「ああ、頼む」



テン
「我が光。
 我が最愛の悪魔。」









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レポートには続きが紡がれる。

































「お前の提案、呑むけど、あいつらに話さなくてよかったの?」


  
「カップル成立の代金代わりだよ」


みずたまり
「ゆ?」








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